海人ブログ

もずくの話し、7。沖縄県のもずく生産量は日本一と同時に世界一

2021年3月27日

もずくへの思い

昨年2020年の沖縄県内のもずく生産量は、約2万2千トンでした。内訳はオキナワモズクが約2万1千トン(天然モズク約3~5百㌧を含む)、モズク(通称、糸もずく)が約1千トンでした。

オキナワモズク、糸モズクは沖縄本島や宮古、八重山、久米島等の離島で養殖生産されています。沖縄県以外では鹿児島県の奄美大島、長崎県や海外のトンガ王国でも養殖(約2~3百㌧)されています。また九州、山陰地方、新潟県、青森県、北海道では天然モズクが採取されていますが数量は僅かです。

沖縄県内でもずく生産量が一番多いのは、うるま市で約6000㌧~8000㌧。二番は南城市知念、玉城で約3000㌧~5000㌧です。その次が久米島、八重山、宮古島、伊是名島、伊平屋島の離島がそれぞれ約2千㌧から約5百㌧です。

もずく生産量約2万2千㌧の内訳は、沖縄本島で約75%、離島で約25%です。

オキナワモズクの養殖や天然モズクが世界一なのは、亜熱帯気候と珊瑚礁の内海(方言でイノー)で約1月から6月まで長期間養殖できる最適の環境があるからです。

沖縄本島での生産量(約1万6千㌧)の内、国頭村、名護市辺野古、宜野座、金武、石川、与那城、勝連、沖縄市から南城市奥武島までの東海岸で約85%収穫されています。残り15%は、西海岸の糸満市、読谷村、恩納村、本部町、今帰仁村です。太平洋側の東海岸は、山や川を含む豊かな自然環境と強い北風や波浪を和らげる北東に位置する沖縄本島の防波堤があるからと言われています。

今日採取の糸満北名城の天然もずく
糸満市北名城のモズク漁場
県内二番の産地、南城市の志喜屋
知念半島から久高島近海
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