今日は、朝から雨が降り続く梅雨特有の天候です。気温23度。今日のもずく収穫は、中止しました。明日は曇りの予報なので、天然、養殖(天然漁場栽培)もずくを収穫に行く予定です。もずくは、曇りや雨の天候が続くと日射量不足で光合成が出来ず、ぬめり成分のフコイダンが生成できなくなります。その結果、表面にぬめりのないもずくは、波に揺られて根元から切れてしまいます。また、日光不足は、もずくの色合いを黄金色から濃い茶褐色、ひじきの様な黒色に変化します。黒色に変化するのは雨や曇りでも光りを効率良く吸収し、光合成する為です。もずく色素の黒色の生成は、もずく色素の一つであるフコキサンチンですが、有用成分の一つと言われています。(もずく色素の緑色は、クロロフィル。オレンジ色は、カロチノイロです。)現在のもずくは、ひじきの色に近いのでフコキサンチンが多量に含まれていると思います。フコキサンチンの詳しい有効成分、効用については「フコキサンチン」で検索して、ご確認下さい。また、フコキサンチンは、もずくと同じ仲間の昆布やワカメなどの褐藻類にも多く含まれています。
2020年5月23日







