海人ブログ

沖縄の養殖もずくと天然もずくの違い

2019年4月28日

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「沖縄産の養殖もずくと天然もずくの違いは?」の質問もよく受けます。

一般的に天然もずくは養殖に比べ希少価値があります。価格も少し高めになります。

しかし、二つとも同じ漁場環境内で生育しています。また、食の安全性や栄養分に関しても大きな違いはありません。もずくの形状(太さ、滑り、食感)には、大きく違いがあります。天然もずくの形状は、養殖の様に均一ではなく、太さにばらつきがあり柔らかめです。

さらに他の海藻(ワカメ、昆布等)に比べ含有量が高いフコイダンの成分量(もずく100㌘当たり約1000~1500㎜㌘含有)は、天然と養殖とも大きな違いはありません。

天然もずくは、アマモ等の海草や海底のサンゴ、石灰石の欠片(サンゴの死骸が風化した物)に付着して生育しています。

天然もずくは、沖縄の自然豊かな浅瀬の漁場に広く分布していますが、養殖もずくがしけで切れて流れ、その種が広がり増えます。養殖もずくが豊作の時は、天然もずくの収量も増えます。

養殖もずくの栽培方法は、海苔網と同じ網(約2㍍の幅×20㍍の長さ)を使います。その網に、もずくの種(天然もずくの母藻種と母藻種を人工培養して増やした種)を陸上の生け簀の中で、網に付着させてから区画されたもずく漁場の畑?に設置して栽培します。

収穫方法も違います。

天然もずくは、人の手で採取します。

養殖もずくは、水中ポンプの機械を使いもずくを吸い上げて採取します。当然、生産効率や収量は養殖が高いです。

天然もずくは、養殖もずくが技術的に沖縄で確立する前(1970年代)は、す潜りでもずくを採取していました。豊作の年には、年間約1000トン~約2000トンを収穫していた記録があります。

昨年は、オキナワモズクの収穫量は、約2万トンの収穫でしたが、その内、天然もずくの収穫量は、約500トン位です。主な産地は、久米島と八重山ですが、知念、糸満、勝連等、宮古島等でも採取されています。

天然もずくと養殖もずくの漁場や写真と詳しい説明は、弊社のトップページの「糸満もずくとは」か「イトサンもずく」を検索して下さい。

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